バークレー F. バックストン師はイギリスの貴族の家に生まれ、ケンブリッジ大学に学ばれましたが、1890年日本伝道に来日、松江でわらじばきで伝道するかたわら、多くの伝道者や、信徒を訓練して、松江バンドと呼ばれる、日本の純福音派の源流を生み出されました。

帰国後も、再三来日、各地を巡回、講演会、修養会で語られました。彼の教えを受けた人々は、各方面に及んでいます。

 銀座教会の名誉牧師だった故渡辺善太師は、「新神学、高等批評で理屈は言うが心は空虚だった。そういう自分を救ったのは、若い時、バックストンに出会い、彼の『火をもって答える神を神とせよ』という説教を聞き、これが聖書を通して神が語りたもうのだ、と感じた、その体験だった」と語られました。

 バックストン師の秘書だった故米田豊師は「バックストンは『神の聖き人』だ、身近にいると、温かで、それでいて神々しい、この人こそ聖者だと思った」と言われました。

 本田弘慈師は、バックストン師は、聖霊を受けよと語ったばかりか、彼の生活において、聖霊を見せた、潔めを語ったばかりでなく、潔めを見せた、と言われています。

 私たちも、バックストン師を用い、彼に働かれた神ご自身を求め、ご聖霊を求めて、バックストン師のように、潔められた器としていただきたいと思います。